G-1 GrandPrix 2005

光よりも速く弾け!限界を超えた挑戦の巻き起こした感動。[2005.3.26]

3月26日、東京四谷の小さなライブハウスで奇跡が起きた。 その奇跡の名前こそは周囲の危惧を押し切って開催されたギター最速決定戦「G-1グランプリ」である。 大会の趣旨はテクニカルを持って自認する8名の速弾き系ギタリストが集い2名づつで交互にギターソロを弾くギターバトルを行い 勝ち抜きトーナメント方式で最速を競う、というもの。そもそも90年代以降、存在自体が白眼視されつつある速弾きをクローズアップした大会にどれだけのエンターテインメント性があるのか?そもそも観客が集まるのか?しかし実際に開催された大会の面白さは主催者の予想すら超えたものとなった。 一回戦は規定の課題曲のカラオケをバックに展開されここで8名から4名に振るい落とされる。ここで勝ち上がったのは魔龍、Q太郎、Joe Tessy、マーク・ランデブーの4名。マーク・ランデブーが一回戦でパン☆スターズ煮号と演じた激闘には会場から大きなどよめきが起きた。まさに魂と魂のぶつかりあいと形容すべきその熱い弾きっぷりはライブでなければ決して実現しなかった現象でありこの瞬間この大会の存在意義が明確にされたと言ってもいい人間らしさあふれる闘いだった。「お前がそう来るなら俺はこう弾く!」「フルピッキングにはフルピックングで対抗だ!」と言った心の声が聞こえてきそうな演奏はバトルであると同時にギターという楽器を通した二人の戦士の対話でもあった。試合終了直後お互いの健闘を称えがっちりと抱き合った二名のギタリストには全会場から惜しみない拍手が贈られた。 そして準決勝の2試合もまた名勝負。マーク・ランデブー対Joe Tessy、及び魔龍対Q太郎の2試合が行われた。 激闘を制して決勝に勝ち上がったのは「歌舞伎町のギタードラゴン」こと魔龍と「帰ってきたベンガル虎」Joe Tessy。 決勝戦に限っては生バンドの演奏するブルース進行をバックに対戦が行われる。この竜虎対決を魔龍がスィープ、フルピッキングと言った80年代速弾き戦国時代を席巻した数々の奏法を駆使して勝ち抜き堂々の優勝を飾った。 優勝:魔龍 準優勝:Joe Tessy

出演バンド

YAN METAL STEEL DRAGON ESSENTIALS CHOCO BABY
2005年3月26日。この日、誰も経験したことのない奇跡が小さなライブハウスで起きた。 そもそもギター速弾き選手権なんかやって人が喜び、盛り上がるんだろうか。主催者側 でも半信半疑だった。というより「成功する確信は無いけれど、自分的には凄くやり たい!」という意見がほとんどだった。ヤンはそんな僕らにこう言ったよ。「ギター が上手い男はカッコイイって、みんな忘れかけてるんだよ!」俺達はこの言葉に痺れ た。青春の貴重で膨大な時間をギターの練習に費やし、仲間と切磋琢磨し、俺達はギ ターヒーローの夢を見続けた。そんな俺達が忘れかけていたことだったからだ。おお かたの予想に反し、イベントは大成功だった。イベント終了後のギタリスト達の顔が忘れられ ない。それはどれも本当に最高の笑顔だった。それはベストを尽くしたからだ。そし て俺達はお互いを讃えあったよ。俺達に余計な言葉は要らない。同じ時代の空気を吸 い、ギターヒーローを目指した男の考えていることは皆同じなんだ。だから俺はこの 日会ったプレイヤーの顔は生涯忘れない。そしてこの3月26日という日を忘れない。 これは21世紀に巻き起こったロックの革命だよ! Mark Rendezvous(特別寄稿)